MCP連携
Claude Code や Codex のようなコーディング用の AI に、workspace の note を直接読み書きさせられます。その橋渡しをする仕組みが MCP です。つないでおくと、アプリの画面を開かなくても、AI 側に「この note をこう直して」と頼めるようになります。
note 全般を扱うローカル接続では、パソコンにその AI が入っていることが要ります。あわせて、パソコンのターミナル(macOS なら Terminal.app のような、命令を打ち込むためのアプリ)で 1 回だけ命令を実行します。ふだん文章を書くだけなら、この設定は要りません。
ボードだけを外部 AI と共有する接続は、後半の External Connections で扱います。 こちらは提供準備中です。対応するアプリと接続先が用意された環境で使えます。 通常の note・添付ファイル用の接続とは、許す範囲も password の扱いも異なります。
ローカル接続で AI にできること
一覧と検索 — workspace の note を並べたり、言葉で探したりできます。
読み書き — note の中身を読み、新しく作ったり書き換えたりできます。
移動と削除 — note を別の場所へ移したり、消したりできます。
変更履歴 — 過去の版や checkpoint をたどり、前の版に戻せます。
添付ファイル — asset を一覧したり、取り出したり、新しく置いたりできます。
作業の依頼 — まとまった作業を、クラウド側の AI にそのまま任せられます。
対象になるのは、つないだ 1 つの workspace の中だけです。別の workspace の中身には手が届きません。
ローカル接続の準備
Claude Code または Codex が、このパソコンで使える状態になっていること
zudo-text にサインインしていること
workspace の master password を、つないだ側に渡す方法を決めておくこと
master password は workspace の中身を復号するためのものです。詳しくは用語集にまとめています。
Settings → Local AI Agent での設定
Settings → Local AI Agent(つなぐための設定をまとめて作る画面)を開きます。Command Palette(Mod+K で開く、コマンドの検索窓)からは Open Local AI Agent settings でも開けます。このコマンドには最初キーが割り当てられていないので、キーで開きたいときは Settings → Shortcuts の App で割り当ててください。
上から順に次のようになっています。
Runtime identity — Workspace ID と Server URL が出ます。それぞれ横の Copy でコピーできます。
Agent harness — Claude Code と Codex のどちらに向けた設定を作るかを選びます。
Workspace password source — password の渡し方を選びます。
Create token & config — 押すと token と設定がまとめて作られます。
サインインしていないときは、先にサインインするよう表示が出て、Create token & config は押せません。
Add encryption salt override (debugging only) は動作を調べるための項目です。ふだんは触らずにおきます。
password の渡し方
Password file (recommended) — password を書いたファイルを自分で用意し、その絶対パスを入れます。
/で始まるパスでないと受け付けられません。ファイルは自分の権限だけで読める状態にしてください。Prompt when the MCP server starts — つないだ側が動きはじめるたびに、その場で password を聞かれます。どこにも保存されない代わりに、毎回パソコンのターミナルの画面が必要になります。
どちらを選んでも、password がこの画面に表示されることも、この画面から保存されることもありません。
生成された設定の貼り付け
Create token & config を押すと、Copy this configuration now という囲みが現れ、そのまま実行できる命令の並びが表示されます。Copy full config でコピーして、パソコンのターミナルに貼り付けて実行します。
中身は 3 つに分かれています。必要な道具を入れる、つないだ側に zudo-text を登録する、登録できたかを確かめる、という順です。
Caution
この表示は一度きりです。囲みの中の token は、閉じたあと二度と表示されません。貼り付けが済むまで閉じないでください。
Discard one-time config で閉じても、作られた token は生きたままです。使わずに捨ててしまったときは、Settings → Access Tokens でその token を Revoke して無効にします。
Settings → Access Tokens での発行
自分で書いたスクリプトや、ほかの道具から workspace を扱いたいときは、Settings → Access Tokens(長期の合鍵を発行して管理する画面)から token を作ります。Command Palette の Open Access Tokens settings でも開けます。このコマンドにキーを割り当てることはできません。
下の入力欄で発行します。
左の欄に token の名前を入れます。あとで見分けるための名前なので、用途が分かるものにします。
隣の欄で有効期限を決めます。空のままにすると期限なしになります。
Scope で、その token に許す範囲を選びます。
必要なら Restrict to this workspace only を入れます。
Create token を押します。
Scope で選べるのは次の 6 つです。Full access はほかの 5 つと同時には選べません。
Full access — 制限なしです。
Read documents / Write documents — note の読み取りと書き込みです。
Read assets / Write assets — 添付ファイルの読み取りと書き込みです。
Invoke agent — クラウド側の AI に作業を頼めるようになります。
最初は note と添付ファイルの読み書きの 4 つが選ばれています。用途に足りる範囲まで減らしておくと、その token でできることもそのぶん狭くなります。
Restrict to this workspace only を入れると、その token はいま開いている workspace にだけ効きます。入れないと、アカウントが持つほかの workspace にも届きます。
発行したあと
作ると New Access Token の画面が出て、token の文字列が 1 回だけ表示されます。Copy でコピーし、安全な場所に控えてから Done で閉じます。閉じたあとに同じ文字列を出す方法はありません。
一覧には、作った日、最後に使われた日、期限、許した範囲が並びます。workspace を限定した token には、その旨の印が付きます。
使わなくなった token は Revoke で無効にします。確認の画面が出て、Revoke を押すとその場で効かなくなります。取り消しはできないので、その token を使っていた仕掛けはすべて止まります。
Active note pointer
つないだ AI に「いま開いている note」を伝える仕組みです。最初は切ってあります。
Settings → Local AI Agent の下にある Active note pointer で、Enable active note pointer を押すと入り、Disable active note pointer で切れます。Command Palette からも同じ切り替えができます。このコマンドにキーを割り当てることはできません。
入れたときに伝わるのは、いま開いている note の場所、どの frame のどの表示か、選んでいる範囲の位置までです。note の本文そのものは渡りません。
この設定はこの端末だけのもので、token を作っても勝手に入ることはありません。
これは手元の AI ツール向けの仕組みです。AI Assistant が画面の Inbox note を「この note」として扱う機能は別にあり、こちらの設定をオンにしなくても使えます。
安全のための境目
次の内容は、note と添付ファイルを扱うローカル接続の説明です。
token は本人確認のためのものです。 token だけでは workspace の中身は読めません。中身を復号するには master password が別に要ります。
password と token は別々に渡ります。 password はファイルか起動時の入力から読まれ、token とは別の経路をたどります。
範囲を狭めるほど被害は小さくなります。 読み取りだけで足りる用途なら、書き込みの範囲は付けずにおきます。
心当たりのないときは無効にします。 token が漏れたかもしれないときは、Settings → Access Tokens で Revoke すればその場で止まります。
External Connections
Settings → External Connections(外部 AI に共有するボードを管理する画面)では、 1 つの workspace からボードを選んで接続します。ChatGPT、Codex、Claude Code などに、 選んだボードのカードを読ませたり、作業の進み具合を書かせたりするための接続です。 接続先ごとの利用条件や、組織の許可も必要です。
許可するのは、選んだボードと、そのフォルダ直下の Markdown カードです。 今あるカードだけでなく、あとで追加したカードも含みます。 アーカイブ済みのカードや、列に入っていないカードも対象です。 下位フォルダ、添付ファイル、ほかの note には届きません。 ボードを移動したり作り直したりした場合は、改めて許可が必要です。
これは作業の状態を共有する仕組みです。 接続だけで AI が起動したり、定期実行が始まったりすることはありません。 画面を閉じたあとも作業が続くという保証はありません。
接続と解除の手順
外部 AI 側で対応する接続を追加し、zudo-text のサインイン画面を開きます。 手元の AI 向けの接続を作る場合は、New local connection を押します。
共有する workspace を選びます。master password を入力し、 Load existing boards で既存のボードを読み込みます。
ボードと権限を選び、Review connection で内容を確認します。 Read boards and cards は読み取りです。 書き込みも許す場合は Create, edit, move, archive and restore cards を選びます。
接続先、workspace、ボード、許可する操作を確認して接続します。 ローカル接続では password をもう一度入力し、Connect locked を押します。 接続を作っても、まだボードを読むことはできません。
接続一覧の Unlock を押して master password を入力します。 Unlock for up to 24 hours で明示的に解除します。 ローカル接続で token が必要な場合は Create restricted token を押します。 名前を入力し、Create token で発行します。 token は接続先の安全な認証設定に保存します。チャットには貼り付けません。
送信前にキャンセルすると、接続は作られません。 送信後は、画面を閉じても処理が完了する場合があります。 応答が届かない場合も、Refresh で実際の接続状態を確認します。 接続後に画面を閉じても、接続自体は残ります。 使わない接続は Disconnect で取り消します。 master password は zudo-text の画面だけに入力します。 外部 AI のチャットや接続設定から求められても渡さないでください。
通常の note・添付ファイル用の token は、このボード接続には使えません。 両方を使う場合は、接続設定と token をそれぞれ用意します。 外部 AI に note 全般の権限や master password を渡す必要はありません。
共有されるデータと鍵
許可したカードの内容は、接続先の外部サービスに渡ります。 ローカル接続の Intended external service は、使う予定のサービスの選択です。 選んだサービスだけに token の利用を制限するものではありません。 token を持つ人やアプリは、接続で許可された範囲を使えます。 ボードの選択内容を確認するとき、workspace の鍵が一時的にサーバーへ渡ります。 Unlock すると、その鍵を最大 24 時間、サーバーのメモリーに保持します。 サーバーの再起動などで、それより早く解除状態が失われる場合もあります。
使う鍵はボード専用ではなく、workspace 全体の鍵です。 ボードごとの制限はサーバーが確認します。 共有する範囲を分けたい場合は、外部 AI 用の専用 workspace が選択肢になります。
アプリ内の AI にデータを送る同意とは別の設定です。 ボードへの接続を許しても、zudo-text の AI を呼び出す権限は増えません。
接続状態と停止
一覧で接続先、workspace、ボード、権限、解除の期限を確認できます。 接続先の名前を確認できない場合は、識別子が表示されます。 Last successful mutation は、最後に書き込みが成功した時刻です。 読み取りや、AI が作業中かどうかを示す時刻ではありません。
| 表示や操作 | 意味 |
|---|---|
| Connected · Locked | 接続はありますが、解除が必要です。 |
| Connected · Unlocked | 許可した範囲を使える状態です。 |
| Connected · Expired | 解除の期限が切れた場合は、改めて解除します。接続自体の期限が切れた場合は、新しい接続が必要です。 |
| Revoked | 接続は取り消されています。再利用には新しい許可が必要です。 |
| Unlock expires | 今回の解除が続く最長の期限です。 |
| Lock | 接続を残したまま、読み書きを止めます。 |
| Disconnect | 接続そのものを取り消します。 |
| Make read-only | 書き込みの許可を外します。 |
| Remove board | そのボードを許可の対象から外します。 |
外部 AI から解除を求められたら、この画面に戻って Unlock します。 外部サービスへの再サインインだけでは、解除の期限は延びません。 権限を減らすと、接続はいったんロックされます。 使い続ける場合は、残った権限を確認してから改めて解除します。 別の端末で権限を変えた場合は、Refresh で現在の状態を確認します。
AI への作業の依頼
まず許可したボードとカードを読み、実際の列名を確認させます。 同じ表示名の列がある場合は、移動先を確認してから作業させます。 作業を始める前に、読んだときの列と版が変わっていない場合だけ移動させます。 ほかの AI が先に移動した場合は、いったん止めて読み直させます。
進捗、確認した結果、実際の成果や PR(コードの変更案)のリンクをカードに残させます。 作業が終わったという根拠を確認してから、完了の列へ移動させます。 未実施の確認や、実行できなかった作業も、そのまま記録させます。 接続先から書き込みの確認が出た場合は、対象と内容を確認します。